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単語と文法どちらから勉強したらいいの?
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単語と文法って勉強する意味ある?
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単語と文法ってどうやって勉強したらいい?
このような悩みに答えていきます。
この記事を書いている私は明治大学政治経済学部卒業、TOEIC975点、英検1級です。
目次
1単語と文法どちらから勉強した方がいいのか?
2単語の勉強法
3おすすめの単語帳
4単語が大切だと気づいたきっかけ
5文法の勉強法
6文法が大切だと気づいたきっかけ
7まとめ
8単語・文法講座の紹介
1単語と文法どちらから勉強した方がいいのか?
単語から勉強した方がいいです。
単語を覚える→文法の勉強
この順番がいいと思います。
なぜなら、文法を知っていても、単語を知らないと英語が読めないからです。
単語を覚える意味
そもそも、なぜ単語を覚える必要があるのでしょうか?
単語を覚える意味は文章を理解するためです。
ここで単語が読解にどれだけ影響を与えるか例を考えました。
FedEx asks FAA permission to add anti-missile system to some cargo planes.
https://edition.cnn.com/2022/01/14/business/fedex-anti-missile-cargo-planes/index.html
この文で,asks, permission, anti-missile system という3単語がわからないとしましょう。
その場合、この文章の意味はわかるでしょうか。
わからないと思います。
このように単語を知らないと、もし文法を知っていて、add A to B だなとわかったとしても1つの文章で3つの単語の意味を知らなかったら、文章の意味がわかりません。
ちまみにこの文の意味は「FedEX(アメリカの大手物流会社)はミサイル防衛システムを貨物飛行機につけられるようにFAA(アメリカ連邦航空局)の許可を求めている。」です。
文法より単語を先に勉強すべき理由
このように、1つの文章にいくつも知らない単語が出てきたら、文法を知っていたとしても文章の意味はわかりません。
これが、文法より先に単語を勉強する理由です。
文法を学ぶ意味
単語から勉強し始めて、単語を覚えると文章の意味をだいたい理解しているつもりになります。
そうすると、下のような問題が発生します。
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単語は知っているのでその意味を想像でつなぎ合わせて、理解しているつもりになる
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文法的に複雑な文章の意味が取れない
これらの問題を解消するのが文法です。
単語はテキトーに並んでいるのではなく、文法というルールに従っています。
単語がどのようなルールで並んでいるのか、つながっているのかというルールです。
文法を学ぶことで文の意味を正しく理解できるようになります。
単語の意味を想像で組み合わせて理解するのではなく、理屈で理解するために必要なのが文法です。
文法の知識を使ってどのように英語を読むのかを解説したのが↓の記事です。
単語・文法さえ固めれば、武器になる!
これまで単語と文法を学ぶ意味を書いてきました。
今までの内容をまとめておくと、
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単語→文法の順で勉強する
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単語を学ぶ意味
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文法を学ぶ意味
単語がわからないと文法を知っていても無駄だから。上の英文で説明しました。
文章を理解するため。単語がわからないと文章の意味がわからないことを上の英文で説明しました。
単語の意味を想像で組み合わせて理解するのではなく、理屈で理解するため。
英語の基礎となる単語と文法を固めておくと、受験やTOEIC、英検に役立つだけでなく、仕事や海外旅行にも使える武器になります。
ここを固めておかないと、難しい英文に出会ったときに必ず苦労します。私がそうでした。
次の章ではどのように勉強していったらいいかご紹介します。
2単語の勉強法
自分のレベルに合わせた単語帳を暗記しさえすれば、どんな方法でもいいのですが、私が行っていた方法を紹介します。
ポイントは5つあります。
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期間を決める
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反復する
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1つの意味だけ覚える
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1つの単語帳に絞る
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youglishを使う
期間を決める
3ヶ月がおすすめです。
暗記を長期間やるのは、辛いので短期集中で単語を覚えます。
単語暗記は期限が決まっている方が集中できます。
反復する
最低10回繰り返して暗記しました。
個人差あると思いますが、私はすぐに忘れてしまうので最低でも10回は反復しないと暗記できません。
1つの意味だけ覚える
最初は1つの意味だけを覚えるようにしていました。
何個も同時には覚えられません。笑
1つ意味を覚えて、他の意味に出会ったらその都度覚えていけばいいかなと思います。
インスタで単語帳のDUO3.0をおすすめしない理由という投稿でもこの話題に触れたのでよかったらどうぞ。
1つの単語帳に絞る
勉強していると色んな参考書に手を出してしまいがちです。
しかし、自分のものを信じてそれだけを集中して覚えてください。
youglishを使う
youglishは単語を入力すると、その単語が使われているYoutubeの動画が流れるサイトです。
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この単語どうやって発音するの?
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こんな単語ほんとに使うの?
っていうときに使う良いです。
実際に単語が使われてる動画出てくるのでこの単語はこんな使われ方するんだと勉強になりますし、本当に使われていることを確認できるので安心できます。
特に英検1級の単語は見たこともない単語ばかりなのでyouglishで発音と本当にネイティブに使われているかどうか確認していました。
例えば、recidivism rate(再犯率)という単語は発音の仕方がわからなかったのでyouglishで調べて発音を勉強するとともに本当に使われていることを確認して安心した思い出があります。
これらを意識して単語帳を覚えればよいです。
3おすすめの単語帳
大学受験
1冊目は共通テスト用の単語帳です。
私の時代はセンターでしたが、140点が安定して取れるようになりました。
2冊目は2次試験用の単語帳です。
私立だったらMARCHまで対応できます。私はこれで明治大学に受かりました。
受けてないので、国公立はわかりません。
TOEIC
TOEICでは有名な単語帳です。
800点ぐらいまで対応できます。
900点だと金フレに載ってない単語も覚えないといけませんが、まずは金フレで間違いないです。
英検
受験する級のパス単を暗記してください。
英検の単語帳はこれで充分です。
英検1級を合格したときには、1級のパス単を20周しました。
4単語が大切だと気づいたきっかけ
なぜこんなに単語が大切だと力説するのか。単語の重要性に気づいたきっかけを書きます。
2018年にTOEIC940点を獲得した私は意気揚々とニューヨーク・タイムズを読んでみることにしました。
TOEIC940点をとったのだから、当然読めるだろうと自信満々でした。
しかし、読んでみると知らない単語ばかりで英語が記号のように見えました。
今までのTOEICの勉強はなんだったのだとか絶望したのを覚えています。
それもそのはずでTOEICで使われる単語のレベルとネイティブの知識層が使うレベルにはかなりの差があるのです。
これが単語の重要性を知ったきっかけです。
次の章は単語と同じぐらい大切な文法についてです。
5文法の勉強法
文法を勉強する人におすすめしたいのが①一億人の英文法→②英語リーディング教本→③問題を解くという流れです。
①一億人の英文法
いきなり文法用語が満載の参考書を読んでも意味がわからないので、だいたいのイメージをわかせるために一億人の英文法を読んでください。
初心者でも分かりやすいように図が多く使われていますし、解説も文法用語を使わずに書かれているので理解しやすいです。
②英語リーディング教本
イメージがついたら英語リーディング教本に挑戦です。
一見、難しそうですが、これを読むと勘ではなく、理屈で英語を理解できるようになります。
FORと呼ばれる文法の原則を学んで、それに照らし合わせながら英文を読めるように訓練します。
この本を学ぶとわからない文章に出会っても自力で解決できるようになります。
以前の私はわからない文章に出会っても何がわからないかわからないのでその文をググってヒットしたらラッキー、ヒットしなければ諦めるしかありませんでした。
しかし、この本で学んでからは自分がどの部分がわからないのか理解できるようになったので考えたり、辞書を引いたりして解決できることが多くなりました。
というのも、読書リーディング教本は一語一語の役割を明確にしていくので、役割がわからない単語があれば、それが原因で文章の意味が取れないのだとわかるのです。
英語の参考書で一番役に立ったと思うのを1つだけ参考書を選べと言われたら、すぐにこの本を選ぶほど、私の英語力向上に役に立った本です。
この記事でおすすめしているどんな本よりダントツでおすすめです。
③問題を解く
英語リーディング教本が終わったら、文法の問題を解いてみます。
理解しているはずなのに実際に問題が解けないことはよくあることです。
実際に問題を解きながら理解できていない分野を洗い出し、復習します。
その繰り返しで少しずつ文法問題が解けるようになります。
問題集は目的に合わせて選ぶと良いです。
私が使ったものは
大学受験
TOEIC
このような順番で勉強したらいいのですが、以下が勉強中に気をつけることです。
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イメージから入る
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反復する
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問題の量をこなす
イメージから入る
いきなり文法用語たくさんの参考書を読んでも意味がわからないので、だいたいのイメージをわかせるために一億人の英文法から始めてください。
例えば、初心者の方には、関係代名詞、仮定法などの文法用語は意味がわからないですよね。
私は高校時代、文法を気にせず単語の意味だけで文章を読んでいたので、文法用語が出てきたら読み飛ばしていました。(今では逆に文法好きになりました。)
私のような文法用語アレルギーにならないようにまずはイメージから入ったほうがいいと考えています。
反復する
1億人の英文法はだいたい理解できるまで、英語リーディング教本は問題に即答できるまで反復してください。
目安ですが、1億人の英文法は3周、英語リーディング教本は10周です。
覚えられるまで何周でも読み込むのをおすすめします。
問題を解いてみる
理解しているはずなのに実際に問題が解けないことはよくあることです。
問題を解けるようになるまで、量をこなす必要があります。
量をこなしているうちに、狙われやすい項目や試験の項目がわかってきます。
私はTOEICの勉強でおよそ2500問の文法問題を解きました。
そうすると、本番の問題が練習問題に見えてきました。
すでに解いたことのある問題の例題に見えてくるのです。
そうしたら、もう間違えることはないし、文法問題で時間を稼げるようになりました。
6文法が大切だと気づいたきっかけ
なぜこんなに文法が大切だと力説するのか。文法の重要性に気づいたきっかけを書きます。
大学受験時には手も足も出なかった東大英語を解いてみることにした私。
今度は単語の意味はわかるのに、文章の意味が取れませんでした。
それもそのはずで、東大の英語はTOEICには出てこない文法的に難しい文章が多かったのです。
倒置、省略や要素の分離など文法を疎かにしていた私にはさっぱりわからない英文ばかりでした。
こうして私は文法の重要性に気づきました。
7まとめ
単語→文法の順で勉強していけば、オッケーです。
単語を3ヶ月、文法も3ヶ月でマスターすれば、半年で英語の基礎を固められます。
この順で勉強する理由は、単語を知らないと文法を知っていても意味を理解できないからです。
文章を構成する一つ一つの単語の意味がわかったら、次に文法を勉強します。
文法を勉強すると、単語がどのようなルールで並んでいるのか、つながっているのかが分かり、文章の意味を理解できるようになります。
単語と文法を学べて英語の基礎ができあがるので、長文問題やスピーキング、ライティングどんな分野でも対応できます。
ぜひ、半年で単語と文法を勉強して英語の基礎を固めましょう。
8単語・文法講座の紹介
MENTAというサイトで単語・文法を固めるためのコースを用意しております。
この記事で単語・文法の重要性はおわかりいただけたかと思います。
ただ、実際に勉強するとなると暗記が多く、挫折してしまう人が多いのではないかと考えました。
そこで、私が講師となって単語・文法を学ぼうと言うのが下のプランです。
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